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2020年3月22日 (日)

100日後に死ぬワニって、どうよ?と聞かれたのでその雑感を述べてみた。

最近ネットでバズっているのは、コロナ関連のニュースとWebコミックの「100日後に死ぬワニ」。無料公開していて徐々に話題になり、最後の100日目がお祭り騒ぎになっていたので、遅ればせながら僕も1話から100話まで全話読んでみました。

未だ読んでいない人に簡単に説明すると、主人公のワニ(ワニに見立てたフリーターの若者)の死ぬまでの100日間の何気ない生活をほのぼのとした絵柄で描く4コマ漫画です。ただ特徴的なのが、最後のコマの下に「死まであと○○日」とカウントダウンが出ている事。

で、個人的な感想。それは、せっかくのほのぼのした良い内容を、売らんが為の演出がスポイルしていると言う事。フリーター青年の恋やバイト、友達との交流を描く漫画は暖かみがあってとっても良いのに、それ以外に引っ張られて純粋に漫画を楽しめないのです。

「死」はもの凄いパワーワードで、どんな言葉よりも強く、読者の目を引きつけてしまいます。さらに死へのカウントダウンによって、読者は常にそれを気にかけつつ漫画を読まなくてはなりません。実はこの漫画は広告会社の電通が演出していたそうで、売るための演出としては実に上手いやり方だと思うのですが、クリエーターの立場から言わせてもらうと、こういう演出は邪道かな、と。

もし仮に僕が漫画家か編集者として関わっていたら、最初から「死」というパワーワードは使わずに、「青春ワニの日常(仮)」みたいなタイトルにして、最終話でワニが死んだ後、仮題だったタイトルを換えて「ワニの最後の100日」ってしていたかな?多分これだと100日後に死ぬワニほどバズらなかっただろうけど、クリエイター的には満足出来るというか。

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